Café – カフェ(コーヒー)の頼み方。

Café Central Malaga
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Málaga – マラガでのカフェの頼み方

Un café por favor! ウン・カフェ、ポル・ファボール(コーヒー一杯お願いします。)

スペイン語でコーヒーは、Café – カフェ、こちらのバル等で使える定番のフレーズとして、スペイン観光ガイドのページなどで見かけるかと思う。だがこのフレーズだけでは、自分のその時の気分に合った好みのカフェ(コーヒー)をゲット出来る確率は少し下がるかと思う。

もしカフェ(コーヒー)がお好きなら、スペインに来られた際には、是非自分の好みに合うカフェを探してみてください。

ここアンダルシアの人たちの生活には欠かせない「Café – カフェ」(フェにアクセントがある)
当地の一般的なカフェテリア – Cafetería やバル – Bar では、昔からカフェの分量によって、注文の際の呼び名が異なる。また、日本のようにコーヒー豆の種類分けは殆どのカフェテリアでしない。

僕が毎朝立ち寄る、行きつけのパン屋さんのカフェテリアでも、お客さん達はみんな自分の好きなタイプのカフェを各々頼む。中には、顔馴染みのお客さんでも、カフェの分量を細かくオーダーしウエイターさんに再確認させる常連さんもいる。

あまりに日常の一部と化している為なのか、殆どのカフェやバルではカフェ(コーヒー)の頼み方の説明をしたメニューはない。
ちなみに、メニューは存在しないものの、大抵のバルやカフェで普通に頼むことができるカフェ(コーヒー)の種類は以下のような感じだ。

●Café sólo – カフェ・ソロ
 又はExpresso – エスプレッソ:コーヒー100%、日本でいうブラック。

●Café doble – カフェ・ドブレ
 又はExpresso doble – エスプレッソ・ドブレ:エスプレッソの小さなカップじゃ物足りない人のために。上のソロの倍の量。

●Café con leche – カフェ・コン・レチェ:コーヒーとミルクが半々、いわゆる普通のミルク・コーヒー。
 Cafe con leche en vaso – カフェ・コン・レチェ・エン・バソ:グラス(ガラスのコップ)に入れて持って来てくれる。昔ながらのバルでは、コーヒーカップに入れくれるところは少なく、ビールを注ぐ小さめのグラス(Caña – カーニャ)で出してくれるところが多かった。でも昨今はバルでもコーヒーカップの方が多くなってきたかな。
因みにガラスのコップの方がコーヒーが早く冷める。けれど出された時は熱くて持てない時もある。ガラスのコップで飲む熱々のコーヒーは、冷めやすいので猫舌でせっかちなスペイン人が多いから、という説もある。

●Americano – アメリカーノ:コーヒーをお湯で薄めたやつ。

●Café con hielo – カフェ・コン・イエロ:アイスコーヒー。
 又は Cafe con leche con hiero – カフェ・コン・レチェ・コン・イエロ:日本のアイスコーヒーとは違って、普通に入れてくれたコーヒー(又はミルクコーヒ)と、別に氷だけを入れたグラスを持って来てくれる。自分でアイスコーヒーを完成させる。

●Descafeinad – デスカフェイナード:カフェイン抜きのコーヒー。

●Carajillo – カラヒージョ:コーヒー with スコッチウイスキー。ウイスキーの量はリクエスト可能な場合もある。

●Café Irlandés – イルランデス:コーヒー with アイリッシュウイスキー with 生クリーム。

☆これらの他にも、Cortado – コルタード(コーヒー多めミルクほんのちょっと)、 Café manchado – カフェ・マンチャード (ミルク多めコーヒー少なめ)、などもポピュラー。

さて、ここからが本題。
上記のカフェ(コーヒー)の呼び名は、あくまでも一般的なスペイン語の名称だ。スペイン全国大体どこのカフェテリアやバルへ行っても通じるはずだ。

ところがここマラガ県では、カフェの呼び方に関しては独特なルールがある。
あくまでも「マラガ県人」同士でのみ通じるカフェのボキャブラリーなので、あまり意味はないのだが、もしマラガに観光で来られたらお試しを。

カフェ・セントラルのカフェの名称早見表。

写真はマラガ市内中心地の Plaza de la Constitución – プラサ・デ・ラ・コンスティトゥシオンにある1920年から営業しているというCafé Central – カフェ・セントラの店内の壁にあるタイルのカフェ(コーヒー)の案内板だ。おそらくマラガで一番有名なカフェ(コーヒー)のメニューだと思う。
これらのスペイン語名の方がマラガでは通じやすい。絵にあるグラスの中の茶色部分がカフェの分量を示す。残りの部分にはミルクが入る。読み方を下に記すのでご参考まで。

■Solo – ソロ  → ブラック・コーヒー。

■Largo – ラルゴ

■Semi Largo – セミ・ラルゴ

■Solo Corto – ソロ・コルト

■Mitad – ミター  →マラガの友人曰く、cafe con leche はマラゲーニョ(マラガの人)は飲まない、飲みたい時は「ミター」と頼む、と言う。単なる言い方の違いなんだけどね。コーヒー with ミルクの事です。普通のミルクコーヒー。

■Entre Corto – エントレ・コルト

■Corto – コルト

■Sombra – ソンブラ →典型的なマラガのワード。ソンブラの本来の意味は陰。

■Nube - ヌーベ   →こちらもマラガでしか通じないと思う。ヌーベ の本来の意味は雲。

■No me lo ponga – ノ・メ・ロ・ポンガ  →『「僕には入れないで」のコーヒーを一杯ください』、みたいな感じ、になるかな。

スペイン語で「ソンブラ」は本来「陰 – かげ」だ。マドリッドとかのバルで「ソンブラ、ポル・ファボール」と頼んでもウエイターさんはポカンとされるかと思うのでご注意を😂。ここでは、すごくポピュラーだが。午後にカフェを飲みたい時、少し薄めのカフェが欲しい時には僕も良く使うワードだ。

チューロスとチョコラーテ、そして「Mitad – ミター」(コーヒーwithミルク)。
同じカフェ・セントラルのコーヒーカップ。最近このカップ見ないなぁ。

因みに、一緒に写ってるのは僕のお気に入りのカフェ・セントラルのチュロス – Churrosだ。 美味しい。おすすめです。

Plaza de Constitución – プラサ・デ・ラ・コンスティトゥシオン(コンスティトゥシオン広場)を見下ろす。テラスでもカフェが楽しめる「Café Centarl – カフェ・セントラル」。

日本でも勿論、今ではコーヒーの提供の仕方も一昔前と比べると様変わりしたようで、所謂「ホットコーヒー」、「アイスコーヒー」だけではなく、色々なコーヒーが楽しめるようになりましたよね。

あ、そうそう、ここスペインでもスタバ(スターバックス)とか、お洒落なカフェ、ファーストフードのショップでのカフェの頼み方というか、カフェの呼び方はまたかなり違った感じになって来ていると感じます。代表的なものでは日本でもお馴染みの「カフェラテ」、とか「カプチーノ」とかは最近のボキャブラリーですので悪しからず。これらは、スタバのメニューをじっくりご覧ください。

ではまた。

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