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Palo Borracho – パロ・ボラチョ「トックリキワタ」
この木は、マルベージャの街中を歩いているとあちらこちで見かける街路樹で、この時期になると鮮やかなピンク色の花を咲かせる。この木の名前を知らなかったので、いつだったか Googleで調べたら、スペイン語では「Palo Borracho – パロ・ボラチョ」と呼ばれている事を知った。パロは木、ボラチョは酔っ払いの意味だ。「Árbol Botella – アルボル・ボテージャ」とか幾つもの別名もあるようだ。スペイン語でアルボルは木、ボテージャは瓶(ボトル)の意味だ。日本語名の「トックリキワタ」も面白い名前だと思ったが、スペイン語での呼び名は、知り合い曰く、木の真ん中辺りがずんぐりと太くなる木なので、その見てくれ(外見)が酔っ払いのおっさんのお腹のようだから、という事から呼称されたらしい。嘘かホントかは深くは調べていませんが。元々は南米原産でブラジル南部、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ辺りでも街路樹としてポピュラーな木らしい。
下の写真は先ほど撮った写真です。
事務所の窓から見えるトックリキワタ。 僕らの事務所前のパロ・ボラチョ。道路沿いにピンク色の木が続きます。 近づくとこんな感じで実もなっている。 木の表面はトゲトゲが一杯だ。寄り掛かかりたくなるような木ではない。
パロ・ボラチョの木は12月頃になると花は殆ど落ちている。そしてなっている実が茶色っぽくなり割れ始め、今度は中から綿花のようなものが出てきてふわふわと街中に舞い始める。道路が白っぽくなるくらい覆われる時もある。アレルギーの僕には鼻がムズムズし始め、憎たらしい木となる。キワタとはよくいったものだ。この「綿」のようなフワフワは、枕とかクッションのアンコ(中に詰めるやつ)とかにも利用されているそうだ。
ではまた。
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