アンダルシアの世界遺産&無形文化遺産

alhambra_sala
  • URLをコピーしました!
目次

Patrimonio de la Humanidad – 「パトリモニオ・デ・ラ・ウマニダァー」

ここアンダルシア州には、「世界遺産」が幾つあるのかざっと整理してみた。アンダルシア州は、セビージャ県、マラガ県、カディス県、グラナダ県、コルドバ県、ハエン県、ウエルバ県、アルメリア県、の8県からなる。州都はセビージャだ。

因みに UNESCO(ユネスコ)「世界遺産」はスペイン語で Patrimonio de la Humanidad – 「パトリモニオ・デ・ラ・ウマニダァー」、また UNESCO 「無形文化遺産」の西語は Patrimonio Cultural Inmaterial – 「パトリモニオ・クルトゥラル・インマテリアル」となる。

参考サイト:UNESCO World Heritage Tentative List – España   アンダルシア州政府文化&文化遺産局のサイト

「世界遺産」 – Patrimonio de la Humanidad – パトリモニオ・デ・ラ・ウマニダァー

1.1984年登録 コルドバのメスキータと歴史地区LA MEZQUITA DE CÓRDOBA Y CENTRO HISTÓRICO DE CORDOBA

ここは日本語での情報も沢山検索出来、コルドバの街も日本の方々にもよく知られている名前ですね。街の中心地でもある歴史地区をお花が沢山咲いている季節に、ゆっくりお散歩すると気持ち良い。

2.1984年登録 グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ – ALHAMBRA Y GENERALIFE

多分、日本で一番有名なアンダルシアの世界遺産じゃないかな。日本語での情報も驚くほど色々と検索出来る。もしアルハンブラ宮殿を訪問する幸運に恵まれたのならば、観光前に「アルハンブラ物語」(ワシントン・アービング著)を読んでおくことをお勧めします。

3.1987年登録 セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館 – LA CATDREAL, ARCHIVO DE INIDIAS Y REAL ALCÁZAR

セビージャの街に観光で行く機会があるのであれば、やはりまず最初に観に行くべきモニュメントですかね。

4.1994年登録 アルバイシン地区 – BARRIO DEL ALBAICÍN

アルハンブラ宮殿の下を流れるダーロ川を挟んで反対側の斜面にある綺麗な景観の地区。坂、階段そして迷路のような細い路地が連なっている。てっぺんにあるサン・ニコラス教会から眺めるアルハンブラの全景は壮観。季節が合えば、アルハンブラの背景に雪化粧した「シエラ・ネバダ(ネバダ山脈)」を望める

撮影した正確な場所は忘れたが、アルバイシン地区と真ん中あたりにあたりにサン・ニコラス教会が見える。

5.1994年登録 ドニャーナ国立公園 (自然遺産) – PARQUE NACIAONAL DE DOÑANA

セビージャ県とウエルバ県、そしてカディス県にまたがるヨーロッパ最大の湿地帯でヨーロッパでも最大級の自然保護区だ。日本語の情報サイトも豊富なようだ。僕は個人的に、グアダルキビール川が大西洋に合流する地点カディス県のサン・ルーカル・デ・バラメーダ – Sanlucar de Barrameda という街で乗船できる小さなポンポン船(観光船)や大型トラックでドニャーナ国立公園の一部を見学させてくれるツアーがお気に入り。アドベンチャーや大自然がお好きな方には、たまらない経験になるかと思う。そうそう、サン・ルーカル・デ・バラメーダ は、僕のお気に入りの極上のマンサニージャ – Manzanilla(シェリー酒の一種)と最高のランゴスティーノ(車海老っぽいエビ)とかを味わえるパラダイスです。

6.1998年登録 イベリア半島の地中海入り江のロック・アート – ARTE RUPESTRE DEL ARCO MEDITERRÁNEO

これは、アンダルシア州だけではなく、地中海沿岸にそって数百箇所に及ぶ洞窟や岩の先史時代末期の壁画群だそうだ。アンダルシア州では、ハエン県、グラナダ県そしてアルメリア県に点在している

7.2003年登録 ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群 – Conjuntos Monumentales Renacentistas de Úbeda y Baeza

ウベダやバエサの街の周辺やこの辺り一帯は延々とオリーブ畑が続く。オリーブの生産地としても有名な地域だ。セラミカ(陶器)でも少し知られているかな。真夏はとても暑い。友人達からは、ハエン県の田舎を夏に車でドライブする時は、「絶対にミネラルウォーターを車に多めに積んどけ」、とよく言われたものだ。ハエンでは夏の間、日中気温40度以上となる。なので、車の往来も何にもない道路で、運転してる車がもしトラブルを起こしエンコでもし、救援を待つ事などにでもなれば、数時間でカラカラに干上がるからだ。この辺りのタパスもまたとても魅力的だ。アンダルシア内陸部の魅力もまたまた深いものがある。

8.2016年登録 アンテケラのドルメン遺跡 – CONJUNTO ARQUEOLÓGICO DÓLMENES DE ANTEQUERA

アンテケーラの街はマラガから55キロほど内陸部へ入った街で、車で1時間弱だ。ドルメンの巨石遺跡はヨーロッパの中でも代表的な先史時代の巨石建造物の一つだそうだ。

9.2018年登録 宮殿都市遺跡メディナ・アル・サフラ「ザフラー宮殿」 – CONJUNTO ARQUEOLOGICO CIUDAD CALIFAL DE MADINAT AL-ZAHRA

さて一番最近2018年にスペインで47番目に登録された世界遺産は、コルドバから車で20分ほどのところにある宮殿都市の遺跡だ。僕が訪れたのは世界遺産になる何十年も前だったので、ほとんど整備もされていなかった頃でいかにも廃墟という感じだった記憶がある。コルドバに行く機会があれば、僕も是非訪れたい遺跡の一つだ。

「無形文化遺産」 – Patrimonio Cultural Inmaterial – パトリモニオ・クルトゥラル・インマテリアル

2010年登録 地中海ダイエット LA DIETA MEDITERRÁNEA

世界最強の食事法、とか日本でも言われているそうだが、まさかの世界無形文化遺産。何故かアンダルシ州政府のページでも紹介されているが、アンダルシア独自のものでは決してないが、地中海沿岸諸国のスペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコが共同でユネスコにプレゼンテーションして2010年に「世界無形文化遺産」として宣言されたようだ。日本語でも検索すると様々な情報がヒットする。ここはコスタ・デル・ソル、地中海ダイエットの中心地的な発信を様々なメディアがしているようだ。僕も毎朝頂く「パン・コン・トマテ」(オリーブオイルを使う)、そしてマラガ名産新鮮なイワシは、やっぱ最高!

2010年登録 フラメンコ EL FLAMENCO

フラメンコもアンダルシアだけに留まらずユニバーサルな音楽になりつつあるのかな。伝統的なフラメンコの音楽を聴いてもらうと、「やっぱりこの手の民族音楽は苦手」、と言う方が僕の周りには多いのも確か。だけどフラメンコ音楽は既に民族音楽という枠を超え様々なジャンルと影響し合いながら融合したり、急激な変化を遂げている。そしてその変化は進行形だ。フラメンコの音楽が皆さまの心の中にもっともっと届きますように!

2012年登録 コルドバのパティオ祭り – FIESTA DE LOS PATIOS DE CÓRDOBA

例年5月の第2週から第3週にかけて開催される。開催日時は毎年違うので、コルドバの観光局等のページでチェックが必要だ。このお祭りの開催期間中にコルドバ観光で訪れる方は本当にラッキーだ。

ではまた。

ブログランキング・にほんブログ村へ

alhambra_sala

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

コメントに日本語が含まれない投稿は表示出来ません。(スパム対策)

目次